どうも!ガンタンです。

ここのところ、プロテインの健康への影響にたいする注目が高まってきています。

  • プロテインは筋トレの効果を高めると聞いたが、副作用はないの?
  • プロテインを飲むと腎臓を壊すって聞いたけど大丈夫?
  • プロテインを飲んで死んだ人がニュースになってて怖い

こういった話は、体作りを行っている人や、これから頑張ろうという人にとって、とても気になりますよね。

私の専門は薬学ですので、体作りや健康には栄養がとても重要なことが理解できます。

今回は、こういった疑問に対して一つ一つお答えしていきます。

プロテインとは何か

まず前提として、プロテインはタンパク質のことであり、体を構成する部品の一つです。

筋肉、肌、髪、臓器、爪、etc.

体のほとんどがタンパク質でできており、最も重要ともいえる成分です。

ですので、タンパク質が不足すると体の様々な部分に支障をきたします。

例えば

  • 髪のツヤが無くなる。禿げる。
  • 皮膚がボロボロになる
  • 筋肉が減る

など、他にもたくさんあります。

タンパク質は日々の食事で摂取できればそれでよいのですが、
体作りやダイエットをする場合、通常より多くのタンパク質が必要になります。

具体的には、通常、一日当たり男性は50g、女性は40gのタンパクを摂取する必要がありますが(農林水産省調べ)、これはあくまで最低限であって、筋トレやダイエットの時は体重×2gのタンパク質摂取が推奨されます(70kgの人なら140g)。

これだけのタンパクを食事からのみで摂ろうとすると、脂質や炭水化物が過剰になりがちです。

ですので、プロテインはタンパク質のみを摂りたい時には非常に便利なアイテムなのです。

プロテインが筋トレの効果を高めるというのは、筋肉の超回復時に必要なタンパク質を、プロテインで補えるからです。

繰り返しますが、食事で体重×2gのタンパク質を賄えているのであれば、プロテインは必要ありません。
(ただし、ステーキを300g食べたからといってタンパク質が300g摂れるわけではないので、食品のタンパク質含有量は調べる必要があります)

また、

  • プロテインには副作用がないのか

についてですが、プロテインは薬とは違い単なるタンパク質です。

ですので、副作用はありませんので安心して使用してください。

プロテインの摂りすぎは体に良くない?

タンパク質の摂りすぎは良くないという説の背景には、主に以下の事柄があります。

  1. タンパク質を摂りすぎると腎臓病の発症リスクが高まる
  2. タンパク質ばかりを摂りすぎて亡くなった女性の話
  3. 尿路結石ができやすくなる

1.タンパク質を摂りすぎると腎臓病の発症リスクが高まる

タンパク質を摂りすぎると腎臓にダメージを与えてしまうという説があります。

「医師が教える食事術 最強の教科書」では、
「プロテインなどの人工的につくられたものには大量のタンパク質が含まれており、腎臓を壊す可能背がある。患者さんがパウダープロテインを摂取して、腎機能を示す”尿アルブミン”の数値が悪くなった人がいる」
といったことが書かれています。

腎臓が悪い患者さんは、普段の食生活でもタンパク質を制限するのだとか。

確かに、そう言われるとそうなのかという気もしてきます。

しかし、実際にプロテインを愛用している人の腎臓が必ずしも悪くなるという話は聞いたことがありません。

これはどういうことなのでしょうか?

実は、健常人がタンパク質の過剰摂取することで、腎臓に悪影響が及ぶことを明確に示す科学的データは存在しないのです。

タンパク質を多く摂取して、腎臓病の発症リスクが上がるデータがあるのは以下の2パターンです。

  • 腎臓がもともと弱っている場合
  • 赤身肉、加工肉、お菓子などの西洋食を多く食した場合

腎臓がもともと弱っている場合

腎臓病を患っている人や、そこまででなくても腎臓の機能が低下している人がタンパク質を過剰摂取すると、腎臓病の悪化や、腎臓病の進行を悪化させるデータがあります。

しかし、逆に健常人がタンパク質を過剰摂取しても腎臓病のリスク上昇は認められておりません。

「医師が教える食事術 最強の教科書」では、”患者さん”がパウダープロテインを摂取して腎臓病のリスクが上昇したことを述べており、”健常人”の場合については言及されておりません。”患者さん”がなんの病気を患っていたのかは不明ですが、腎臓病あるいは腎機能が低下していたのかもしれません。

少なくとも、この話だけで「プロテイン=悪」と決めるのは早計ではないかと。

赤身肉・加工肉・お菓子などの西洋食を多く食した場合

唯一、健常人でも腎臓病のリスクが上がるとされるデータがあります。

それはタンパク質を赤身肉(牛肉、豚肉、羊肉)、加工肉、お菓子等の西洋食から摂った場合です。

これらに対し、鶏肉、魚、卵、大豆、からタンパク質を摂取した場合は腎臓病のリスクは上がらないとされています。

なぜこのような差が生まれるのか、詳しいことは分かっていませんが、恐らく食品に含まれるタンパク質以外の成分が関与しているのではないかと思われます。

2.タンパク質ばかりを摂りすぎて亡くなった女性の話

オーストラリアでプロテインや卵など、タンパク質中心の生活を送っていた女性が死亡した話しがありました。

詳しくはこちら
→急死した美女...原因はあの食事

タンパク質を大量に摂取した結果、血中のアンモニア濃度が大幅に上がり、それが原因で脳死状態になったとのこと。

私の職場の女性もこの記事を読み「プロテインは危ない」と言っていましたが、それはちょっとはやとちりかと。

亡くなった女性の場合、先天的に「尿素サイクル異常症」という病気を持っていたことが悲劇の原因です。

記事にも書かれていますが、タンパク質を体内で分解する際に発生するアンモニア(有害物質)を無毒化する機能が先天的に欠損していたことが原因のようです。

つまり、尿素サイクル異常症でなければ問題はないのです。

ちなみに、尿素サイクル異常症の発症率は8,000人~44,000人に1人程度と言われており、発症率が高いわけではありません。

ですので、食生活を変えて健康に異常が出るようであれば中止すれば問題ないかと。

それでも気になるようであれば遺伝子検査を試してみるのもアリかと思います。

3.尿欠席ができやすくなる

プロテインというより、肉などの動物性タンパク質を摂りすぎると、それにより発生したシュウ酸がカルシウムと結合し、尿路結石のリスクが高まります。

これは事実なのですが、問題はこれらの血液中の濃度なので、水を多く摂ることでリスクを下げることができます。

目安として、1日に2Lは飲むようにしましょう!

 

以上より、健常人にとってタンパク質を多く摂取すること自体が悪いことではなく、プロテインを食べても問題ないと考えられます。

ただし、腎臓の機能が低下している、腎臓病を患っている、尿素サイクル異常症であるなどの場合は、必ずお医者さんに相談して下さい。

まとめ

今回の話をまとめると以下のようになります。

  • タンパク質は体に最も必要と言っても過言ではないくらい重要な栄養素
  • タンパク質を効率よく摂取するにはプロテインが一番だが、体に悪影響があるという説も
  • 発表されているデータから推察するに、腎機能や尿素サイクルに異常が無ければ、基本的に体への害はない
  • ただし、健常人でも赤身肉、加工肉、お菓子等から大量のタンパクを摂取するのは注意
  • 尿路結石のリスクを回避するため、1日2Lの水を飲みましょう

以上より、プロテインを使用しても基本的には問題ないと考えられます。

しかし、それでもやはり不安という方は、プロテイン以外にも筋トレをサポートしてくれるアイテムはありますので、そちらも検討してみては如何でしょうか?

→HMBがモテる体を作る秘訣?!

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